今回の暴落で、私の中に一つの疑問が生まれています。
それは「自分にとって長期投資は本当に優位性があるのか?」という疑念です。
きっかけはニュースで「日経平均3年4ヶ月ぶりの安値」というのを見た時です。
このチャートを見ると分かるように、確かに2016年11月の位置まで逆戻りしています。これが意味することは、2011年11月以降に始めた平均的な投資家は行って来い、もしくは全て負けているという事です。
確かに個別で見ると、こういう暴落を軽い調整としてグングン伸びて2度と戻ってこない銘柄もあります。
ただ、日本でそういった銘柄は少ないように思うのです。もちろん、ビジネスモデルなどから、そういった銘柄を狙いに行ける投資家は良いと思います。しかし、そうでない投資家はたまたまそういった銘柄に当たる以外、長期投資をしていると暴落の度に行って来いになってしまうのではないかと思ったのです。事実、私が投資を始めてから監視している銘柄はほとんど逆戻りしています。
しかも、例え右肩上がりの銘柄に出会ったとしても、四半期では業績が悪くなる時もあるし、急落することもあると思います。それをずっと持ち続けることができるのかという問題もあります。
そういうことを踏まえると、自分には中長期のスイングが向いているのではないかと思ったのです。
以上の考察を経て、今後の投資方針を一部変更していこうと思います。
①まず、過度のキャッシュポジションを持たない。
買値を調整するぐらいの回転用資金は残して置きますが、変に残して置いても本当の暴落がきたら早めに投入しちゃうと今回のことでわかったので、それなら使わない資金は出金して、それ以外は上昇局面も下落局面も同じ額で運用して行った方が効率的だと思いました。
②何年かごとに起こる急落局面の戻りを取ることをメインに考える。
絶対、急落は起こるので、戻りの早い順に回転させ、常に割安な銘柄でポートフォリオを組む。そして暴落は自分には判断できないと思うので、暴落してから銘柄を絞って、あとは耐えるつもりです。もちろん逃れたらそれが一番いいんですが、その自信は全然ないので、底値が近いであろう割安な銘柄に常に寄せて置いて、下げ渋っている銘柄を処分をしてキャッシュを作りながら耐えていきたいと思います。
③出金したお金はみんながウェイウェイし始めてから投入する。
今回は明らかに投入が早すぎたので、底を取るのは諦めて、戻り始めてから投入する。
間違っても底当てゲームには絶対参加しないように注意したいです。
以上のことを念頭に置いて、今後の投資に挑んでいきたいと思います。